エンジンルームの点検

車検に合格するために

 エンジンルーム内には、エンジンやホース類などが所狭しとひしめいています。

まずエンジンルームで点検したいのが「液モノ」です。

液モノとは、エンジンオイルやブレーキフルードなどのオイル類や、ウォッシャー液など液体のことで、きちんと規定量が入っているか、劣化していないか点検する必要があります。

車検に必要な24ヶ月点検の項目にも入っていますが、自分で行う日常点検の項目でもありますので、ご自分の車のマニュアルを片手に点検してみましょう!

エンジンオイル

 車検だからといって、新品のエンジンオイルでないといけないわけではありません。

オイル量がレベルゲージのFとLの間(規定量)になっているか点検し、真っ黒で明らかに汚れていなければOKです。

冷却水(クーラント・LLC)

 冷却水はエンジンの熱を冷やすための水のことですが、ラジエタータンクに規定量入っているか、著しく汚れていないか点検しましょう!

以前は2年ごとが交換時期でしたが、最近の冷却水は長寿命化しており、5年や10年が交換時期のものもありますので、各説明書に従いましょう!

ブレーキフルード

 ブレーキフルードのリザーバータンク内の液量が、上下のライン内にあればOKです。

ブレーキパッドの残量が減ってくるとブレーキフルードの液面も下がってきますが、下限にならなければOKです。もし下限を下回ったらブレーキフルードの補充が必要です。

また、ブレーキフルードが劣化して明らかに茶色い場合は、交換が必要です。

ウォッシャー液

 窓ガラスを洗う際に噴射する洗剤がウォッシャー液です。

ウォッシャー液がでないと車検に通りませんので、タンク内を満タンにしておきましょう!


 次にエンジンルームで点検したいのが、張り巡らされた「ホース類」です。

エンジンルーム内のホースは耐熱ゴム製ですが、経年劣化により固くなったりひび割れてきて、中の液体が漏れ出すことがあります。

ホースからの液漏れは湿っている程度では大丈夫なことが多いですが、検査官によってはNGになる可能性もあります。液がポタッと落ちるレベルだと完全にNGになりますので、よく点検しておきましょう!

ラジエターホース

 ラジエターにつながっている太いホースは、最も高温・高圧になるため劣化が早いホースです。

ホースから液体が漏れていたり、液体が乾いたような跡がついていたら、液漏れを疑いましょう!液漏れしていたらホースを交換する必要があります。

ラジエターキャップ

 ラジエターキャップは、エンジンを冷やす冷却水の量を調整する弁の役割をしています。

ラジエターキャップの蓋の裏側にはゴムのパッキンがついていますが、経年劣化でゴムが薄くなり冷却水が漏れ出すことがあります。

液漏れしているような跡があったり、オーバーヒートしやすい場合にはラジエターキャップの劣化を疑いましょう!

フューエルホース

 中にガソリンが通っているのがフューエルホースです。

フューエルホースが劣化してガソリンが漏れていると、引火して火災の原因になることがありますので、よく点検しておきましょう!


 エンジンルーム内にはプラグやバッテリー、ベルト類など、さまざまな消耗品があります。

これらの消耗品が劣化していると、車検の際にエンジンの回転数が安定しなかったり、始動不良、光量不足になることもありますので、よく点検しておきましょう!

プラグ

 プラグはガソリンと空気の混合気に火を付ける役割をしており、プラグが火花を出すことにより混合気が爆発し、その爆発力が動力となります。

プラグには2種類あり、寿命が1万5000kmから2万kmの一般的なプラグと、寿命が10万kmのプラチナやイリジウムを使った超寿命タイプがあります。

一般的なプラグの場合は、外して中心電極の角が丸くなっていたら交換しましょう!プラチナやイリジウムを使ったプラグは特に触らなくても大丈夫ですが、点火不良などの症状がでている場合は交換しましょう!

バッテリー

 バッテリーが劣化してくると、始動不良やエンジンの不調につながります。

バッテリーが液量の確認ができるタイプでは、規定量入っているか点検しましょう!

バッテリーの劣化具合は専用のテスターがないと難しいのですが、エンジン始動時にセルが勢い良く回るならとりあえずはOKと判断します。

ガソリンスタンドなどでもバッテリーの無料点検を実施しているところが多いので、利用するとよいでしょう!

エアクリーナー

 エアクリーナーは、空気中のゴミを取り除き、エンジン内に綺麗な空気を送り込む役割をしています。エアクリーナーが汚れているとエンジンの不調につながります。

エアクリーナーは通常5万km程度が交換の目安ですので、多少汚れていても何もしなくてもよいのですが、1枚数千円ですので気になる方は、車検ごとに交換してもよいでしょう!

ベルト類

 エンジンの動力で発電したりエアコンを回したりするために、エンジンルーム内には様々なゴム製のベルトが使われています。

ベルト類の点検では、ベルトの張り具合表面のゴムの状態を点検します。

プロでないと微妙な劣化具合の判定は難しいのですが、ベルトの中央を指で押して、7~10mm程度(車種により異なる)たわめばOKです。張りすぎや緩みすぎのどちらもだめです。

また、エンジンをかけた直後や空吹かしで「キュー」っと鳴くときはベルトがゆるんでいるので、張り調整が必要です。

ベルトの表面のゴムの状態ですが、ほつれていたりヒビ割れがあるような場合は寿命ですので交換が必要です。

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