自動車損害賠償責任保険証明書について

自動車損害賠償責任保険証明書について詳しく

　こちらのページでは、自動車損害賠償責任保険証明書について詳しく解説しております（＾＾）

自動車損害賠償責任保険に加入していないと、車検が受けられません！

　自動車損害賠償責任保険は「強制保険」とも呼ばれ、自動車 ・バイク(二輪自動車、原動機付自転車)で道路を走行する場合に、法律により加入が義務づけられている保険です。

自動車損害賠償責任保険は、一般的に略して「自賠責保険」と呼ばれますが、自賠責保険に加入すると右写真のような自動車損害賠償責任保険証明書が発行されます。車検を受けるためには、この自動車損害賠償責任保険証明書が必要になります。

自賠責保険は車検の有効期間満了日までに加入しなければならないことになっておりますので、車検時には24か月分で加入します。

車検を取るのが少し遅れてしまいそう･･という場合には、24ヶ月有効の自賠責保険ではなく、25ヶ月間有効の自賠責を予め購入する事で割引率が高くなったりすることもあります。

新車購入時は車検が3年の為、車検有効期間をカバーする37ヵ月の加入が必要になります。

また自賠責保険は、車の運転者ではなく車にかかる保険ですので、例えばその車の所有者と違う人が運転していて事故にあった場合でも、その車が自賠責保険に加入していれば、保障の対象になります。

自賠責保険に未加入で走行した場合は法律によって罰せられ、1年以下の懲役または50万円以下の罰金と免許停止処分(違反点数6点)になります。

その車が自賠責保険に加入していないことを、知っていても知らなくても罰せられますので注意しましょう！

自動車損害賠償責任保険に加入できるところ

　自賠責保険は自動車保険を取り扱っているところであれば、車検証とお金さえ持っていればその場で加入できます。保険代理店の看板を掲げているのでわかりやすいです。

最近では便利になり保険会社はもちろんのこと、ディーラー・整備工場・ガソリンスタンド・カー用品店・コンビニなどでも加入できます。どこで加入しても金額や保証内容などは同じです。

車検日当日、運輸支局敷地内または近辺の保険代理店でも手続きが可能です。

自動車損害賠償責任保険の保険料

　下記に乗用車の自賠責保険料をまとめています。

自動車損害賠償責任保険の保証内容と問題点

　自賠責保険はあくまでも人身事故を対象とした被害者救済目的の保険ですので、適応されるのは人身事故だけです。相手に物的な損害を与えた場合にはなんら補償はされないという問題点があります。

例えば、事故を起こして相手の車を壊したとか、ガードレールに激突して損害を与えた場合でも保険料は下りませんので、すべて自腹で支払う必要があります。

また、人身事故の補償に関しても死亡事故で3000万円。怪我で120万円。後遺障害で4000万円というように、決して小さい金額とはいいませんが、死亡事故で億単位の慰謝料を請求されることもありますし、怪我の治療費で数百万円かかることもザラにあります。

ですのでほとんどの方は、自賠責保険だけでなく任意保険にも加入し、対人対物無制限などで、保証内容を手厚くするのです！